平成30年度英国演奏研修旅行

1. 期間:平成30年9月24日(月)~10月1日(月) 6泊8日
2. 出張者:那須野先生、平川先生、瀧澤先生、菊池先生、平山
(9/25~9/28まで、澤先生が同行) 2年生 42名
3. 出張先:英国ロンドン市(Royal Academy of Music、Yehudi Menuhin School等)

4. 概要報告:
4.1 Yehudi Menuhin School (9月26日にマスタークラスと合同演奏会)
Kate Clanchy校長先生、小野明子先生、音楽科DirectorのOscar Colomina先生を中心に、歓迎され、しっかりとした準備がなされていた。
・午前中に、楽器別に分かれてマスタークラスの他、スコーン作り、焼き物、手話など各種の講座に参加。ラスト1時間で、本校生徒と、メニューインの代表生徒による合同演奏会を実施。メニューインの先生方、生徒たちにも絶賛していただいた。
・昼の食事の時間などで、メニューインの生徒(約80名)と交流。語学力の面で不安があったが、すぐに打ち解け、両校生徒が仲良くしている姿が見られた。
・澤先生からも、藝高・藝大の演奏レベルの高さをアピールすることができ、藝大で学習する選択肢を英国で示すことができたのではないか、とのお言葉をいただいた。

4.2 Royal Academy of Music(9/27 マスタークラス。9/28 演奏会)
・副学長Executive AssistantのGemma Waringさんを中心に、しっかりとした準備がなされていた。
・マスタークラスでは、日英通訳は用意されていたが、あまりべったりと逐語訳しない方針の下、生徒たちは何とかついていけるよう、よく頑張っていた。
・9/28は、RAM デュークスホール(座席は、かなり埋まっていた)での演奏会本番での来場者の反応もとても良かった。RAMのMark Racz副学長兼学部長も「本当に素晴らしかった。200%ぐらいの力を出し切れましたね」とのコメント。日本大使館の岡田公使や商工会議所の方から「演奏もすばらしく、また生徒たちの英語でのスピーチも発音が大変上手でした。」とコメントがあった。

4.3 その他:生活面では忘れ物が目立ったが、健康問題は少なく、観光を含めて楽しく活動できた。卒業生の原田真帆さんに、現地手配やことばの支援含め、助けていただいた。

5.良かった点、反省点、等
・緊張感あふれる大きな舞台(RAMのDukes Hall等)に向けて準備を進め、素晴らしい演奏ができたことは、生徒たちの大きな自信となった。また、英語の面でも、演奏会でのスピーチ、相手校との交流(学校配布の会話集で学習)などで、とても良い活動ができていた。
・健康面での問題が少なかった点もとても良かった。
・準備に当たっては、担任の先生の負担が大きすぎ、直前の準備がかなり大変であったろうと感じた。次年度に向け、分担方法を検討していきたい。
・英語では、「さらに話せたらもっと楽しいのに」と感じた生徒も多いと思う。その気持ちを活かして、今後の「話す場作り(Skypeなど)」につなげていきたい。