この報告は、東京藝術大学Webサイト内「GEIDAI×GLOBAL」にも掲載されています。
今回、日中平和友好条約40周年を記念して、上海音楽学院附属中等音楽専科学校の教員、生徒11名が来日し、10月5日に本校にて交流を行いました。本校にとっては、2010年に中国で実施した「日中青少年交流演奏会」の答礼の意味もあり、入念に準備を進めてきました。学校見学、藝大音楽学部長への表敬訪問の後、昼食時には、いくつかのグループに分かれて、生徒同士の交流を深めました。オーケストラの授業では、本校と上海の生徒たちが一緒に、迫先生のご指導を受けました。そして、16:30より、藝大第6ホールでの交流演奏会で、両校の生徒が協力しあって、素晴らしい演奏を披露しました。最後の「茉莉花と桜の宴」では、高橋裕先生の指揮の下、西洋のオーケストラの楽器、中国の民族楽器、日本の邦楽器、声楽がひとつとなり、クライマックスを迎えました。交流の最後には、両校教員と生徒が参加して、懇親会を行いましたが、本校と上海の生徒が肩を組んで仲良くする姿も見られました。生徒たちは、近いうちに、世界のどこかの演奏会やコンクールで再会することもあることでしょう。両校で、今後とも交流を継続し、深めていくことを話し合っています。