第11回SGHグローバルキャリア講演会を実施しました。

6月28日(木)13時より、本校201ホールにて、第11回SGHグローバルキャリア講演会を実施しました。

講演の様子は外務省ホームページでも紹介されました(外務省HPへ)。

今回は「外務省高校生講座」として、外務省中東第二課主査の安藤強士先生をお招きしました。
中東諸国との外交経験や多くの音楽イベントを成功された経験をもとに、音楽が国際交流の中で果たす役割と重要性を中心にお話しいただきました。

講師の自己紹介では、ご自身が外務省を志すきっかけとなったエピソードをもとに、「今思っている夢は変わるかもしれないが、子どもの頃から好きだったことを諦めないで続けていれば何らかの道が開ける。」
とお話をいただきました。

外務省の業務内容紹介では、「日本が他の国と仲良くできるように取り組んでいる」とわかりやすく説明していただき、中東・北アフリカの重要性は、安全面・経済面など多岐にわたることを教えていただきました。

その中で、サウジアラビアにて日本人オーケストラの歴史的な公演が行われたことを説明していただきました。日本人女性歌手が人前で歌うというのも、男尊女卑の中東では画期的なことだったそうです。こちらのソプラノ歌手の方は藝大の先輩です。公演は大成功で、連日新聞で特集を組まれたそうです。

「サウジ建国以来初の西洋音楽の演奏会という歴史的快挙に参加できる達成感を得た。音楽は国境や文化を超えて人々の心に届くと実感した。」とのコンサート参加者からの声をご紹介いただきました。

世界で活躍する音楽家を目指す本校の生徒たちにとって、中東への視野を広げるきっかけになり、志をさらに強めた様子でした。