副科実技・音楽科目
副科ピアノ
副科ピアノは、ピアノ専攻生以外の全員(邦楽専攻生を含む)が履修する科目です。洋楽専攻生は藝大受験科目となるため、年4回の試験を課し、全員が現実的な成果を得られるようカリキュラムを工夫しています。
ピアノを弾く技術以上に音楽的な実践と試行を重視し、音楽理論や楽式を始めとする音楽基礎科目の実証の場として、一線で活躍する教員が生徒と共に授業を展開しています。音楽的に妥協のない授業内容は、最終的には専攻実技に還元するよう構築されています。
担当教員
大崎 由貴、北端 祥人、小塩 真愛
神 三奈、寺元 嘉宏、沼田 宏行
弘中 佑子、松井 萌、森本 麻衣
和田 絢子
副科声楽
発声の基本をはじめ、イタリア古典歌曲集の作品を中心に学びますが、興味関心に応じて様々な歌曲作品を勉強することもできます。
声楽の基礎的な技術を身に付けていく中で、音楽家において最も重要な「歌う」という表現を磨くことは、専攻実技の表現力の向上につながっていくでしょう。楽器によらず、まずは体という楽器によって音楽を豊かな表現で歌うということはとても大切です。声楽的な視点を通して、その重要性を認識し、歌うことの楽しさを味わいましょう。
担当教員
飯島 香織、小野 綾香、髙崎 翔平
野間 愛、朴 瑛実
副科打楽器
2・3年生の希望者から10名が履修できます。スネアドラムを中心に、打楽器の基礎を勉強しています。レッスンはアンサンブル形式となっており、仲間とともに、楽しく身体でリズム感を味わいながら学んでいます。
担当教員
藤本 隆文
音楽科目
授業風景(演奏研究)
授業風景(ソルフェージュ)
音楽理論では、和声を中心に学習します。何より特徴的なのは、実作品の分析などの理論的な学習にとどまらず、合唱する、和声を書く、聴くといった活動を組み合わせた立体的な学習サイクルによって、音楽作品の構造や和声を身体的に捉え、味わうことを目指しているところです。これはソロ、アンサンブルなど、演奏や作曲を行う上で最も重要な力の一つと言えるでしょう。また「音楽理論」は高大連携科目となっています。藝大進学後も、本校出身者によるクラスで一貫した教育プログラムによって学習を進めることができます。
ソルフェージュでは「楽譜に書かれている情報を正しく読み、音楽を活き活きと表現する」、「どのような響きなのかを楽譜から内的に聴く」といった読譜から楽曲の演奏に至るまでの過程において必要となる力を身に付けていきます。基礎的な学習から、実作品を用いた合奏、即興演奏など、様々な学習によって、演奏を支える力を育てます。
ソルフェージュ科目と音楽理論の両輪により、演奏表現を高めるための基礎的な力をより強固なものとし、絶えず磨きをかけていきます。
さらには、2年次より「演奏研究」という授業が加わります。作品の解釈に不可欠な様々な視点から楽曲を演奏、鑑賞し、時にはディスカッションするなどの学習活動を通して、演奏について考える力を養い、作品の理解を深めていきます。
担当教員
音楽理論(洋楽専攻)
平川 加恵、髙濱 絵理子
音楽理論(邦楽専攻)
那須野 直裕、長谷川 愛子
音楽理論における、日本音楽理論
近藤 静乃
西洋音楽史
大河内 文恵
日本音楽史
近藤 静乃
演奏研究(洋楽専攻)
平川 加恵
演奏研究(邦楽専攻)
長谷川 愛子
ソルフェージュ
ローラン・テシュネ、平川 加恵
那須野 直裕、大平 記子、長谷川 愛子
飯野 明日香、石川 薫、金丸 めぐみ
齋藤 圭子、清水 篤、沼田 宏行
渋谷 由香
鑑賞研究
大河内 文恵