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日中青少年交流演奏会について(告知)

このたび2010年3月に行われた上海音楽学院附属中等音楽専科学校における「中日青少年交流演奏会」の答礼として、本校との交流演奏会を以下の通り開催する運びとなりました。事前申し込み不要、入場無料となっておりますので、万障お繰り合わせの上、ご来場賜りますようお願い申し上げます。

「日中青少年交流演奏会」

日時:10月5日(金)  16:00開場 16:30開演
会場:東京藝術大学第6ホール
プログラム:高橋裕《茉莉花と桜の宴》他

第10回SGHグローバルキャリア講演会実施

この報告は、東京藝術大学Webサイト内「GEIDAI×GLOBAL」にも掲載されています。

3月1日(木)13時より、本校201ホールにて、第10回SGHグローバルキャリア講演会を実施しました。

今回は、元日本航空客室乗務員、桜美林大学専任講師の尾川佳子先生をお招きしました。
客室乗務員として世界を渡られた先生の経験をもとに、世界で活躍する音楽家を目指す本校の生徒たちが持つべき心構えを、さまざまなトピックから気づかせていくような形式で、生徒もよく考えながら講演を聞き、それぞれに強く印象に残る言葉や考え方を見つけることができた様子でした。

Communication & Coordinationの大切さ

講演は「”Communication”って日本語に言い直すと、何?」という生徒にへ問いかけから始まりました。初めは戸惑う様子も見られましたが、次第に鋭い返答も現れ、生徒の返答に対し、先生からは「対話」や「意思疎通」といった、一方向性ではなく双方向性のニュアンスを含んだ表現が近く、語源がラテン語の”Communis(共有の、共同の)”であることを押さえて考えるとよい、と説明をいただきました。これに限らず、ラテン語の理解は英語の理解を助けるというお話も併せて伺うことができました。
世界で活躍するにはCommunication(共有すること)を意識し、さらにCoordination(合わせていくこと)を伴っていることが求められます。先生は、必ずしも毎日同じ人と働くことができない性質の客室乗務員のお仕事を通じて、このことの大切さを実感されたようでした。この点については、演奏家としての生徒たちも近い境遇にあるように感じられました。

GlobalとInternationalの違いと”Glocal”

“Global”は”Globe(球体、転じて地球)”が由来、”International”は”Inter(〜の間の)national(国の)”を意味するので、地球全体で国境を取り払って一つになっていくような考え方の”Global”と、国同士の関わりあいを示す”International”では大きく意味が異なる、と説明がありました。この意味でGlobal化が進む現代において、”Glocal(GlobalとLocalを組み合わせた新しい言葉、その地域の特色・文化を踏まえたGlobal化)”を意識することの重要性を強調されていました。
講演の中では、マクドナルドのGlobal展開では各国の文化に合わせて商品展開をしているという例や、文化の違いからくる挨拶の違い(欧米圏では右手(上位とされる手)を出し合うことで互いを認め合う、日本では頭(急所)を見せることで信頼を示す)の例を題材に、それぞれの人が自分のLocalを良く知って、その上で多くの文化を共生させる「多文化共生」を大切にしてほしいと訴えられていました。
講演の最後には、世界で活躍するにあたって、まずは日本の文化・特徴をよく理解し、「日本人であることを忘れずに世界に羽ばたける演奏家」を目指してもらいたいというメッセージをいただきました。

その他の話題とメッセージ

  • 「ABCの法則」
    A(あたりまえのことを)、B(ばかにしないで)、C(ちゃんとできる)ことが大切。おろそかにしていないか、よく日々の生活を振り返ってもらいたい。
  • 「Communicationを成立させるコツ」
    「伝える」ことを「伝わる」ことにしよう。ちゃんと伝わったか確認する、ひと工夫がとても大切。
  • 日本人の持ち味・長所
    直接の訴えがなくても「相手の考えを察してあげようとする」ことが、とても日本人らしい良さ。客室乗務員時代には「お客様の背中を見て、求めていることを感じ取りなさい」と言われていた。
    そして、根性をもってコツコツと真摯にやること。その姿を他者に見せずとも、努力は必ず伝わる。

質疑応答

  • 邦楽専攻生が英語の習得へのモチベーションを高めるには?
    邦楽では、海外に出て行っても専攻実技を教わることができないかもしれない。しかし、自身の楽器を持って海外を渡り歩けば大いに興味を引くだろうし、英語も自然と身につくかもしれない。海外で教えを乞われるようなことがあれば、その時こそ、英語力が役に立つはず。
  • もし、客室乗務員の業務中に航空事故が発生したらどうする?
    幸い、大きな事故にあったことはないが、お客様が一斉に驚くような状況には直面したことがある。しかし、客室業務員が慌ててしまえばお客様もパニックになってしまうし、冷静になるよう努める。実際、お客様も「今の揺れ、大丈夫なの?」という顔で一斉に客室乗務員の方を見てきたりすることもあるが、笑顔で「大丈夫ですよ」と伝えて見せていた。

この他にも、複数の鋭い質問がありました。
 
 

アントニオ・メネセス先生公開レッスン

11月20日(月)に、藝高201ホールにおいて、欧州・北南米・アジアの主要音楽都市で、世界有数のオーケストラや世界を代表する指揮者と共演をしてきたアントニオ・メネセス先生による公開レッスンが行われ、藝高生2名が受講しました。

当日は本校弦楽器科の生徒のほか藝大生や保護者の方も聴講し、生徒は集中して盛んにメモなどを取っていました。

 

「第29回定期演奏会・SGH課題研究発表会」開催

この報告は、東京藝術大学Webサイト内「GEIDAI×GLOBAL」にも掲載されています。

11月4日(土)に、SGH課題研究発表会として、「第29回定期演奏会」を開催いたしました。
今年度は英国より、一昨年にもご指導いただいたドミニク・ウィーラー先生(ギルドホール音楽院)を指揮者としてお招きしました。
定期演奏会は本校において最も重要な位置にある演奏行事であり、SGH指定校としての課題成果を発表する場でもあります。
この演奏会に向け、邦楽専攻・洋楽専攻の全生徒が懸命に練習に励み、本番は845名の観客を迎え大成功に終了しました。

 

 

 

基本情報

日時 平成29年11月4日(土) 14:00開演
場所 東京藝術大学奏楽堂
主催 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校

 

プログラム

第1部 邦楽合奏

中能島欣一 作曲:「ひぐらし」(山田流箏曲・尺八)
沢井忠夫 作曲:「砧三章」(生田流箏曲)
十代目杵屋六左衛門 作曲:「鶴亀」(長唄・長唄三味線・邦楽囃子)

第2部 オーケストラと合唱

G. F. ヘンデル ジョージ二世のための戴冠式アンセムより
G. F. Handel Coronation Anthems

HWV260 The King shall rejoice
HWV261 My heart is inditing
HWV258 Zadok the Priest

休憩

P. I. チャイコフスキー 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
P. I. Tschaikowsky Symphonie Nr. 5 e-moll Op.64
I. Andante – Allegro con anima
II. Andante cantabile con alcuna licenza
III. Valse: Allegro moderato
IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace