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「演奏研修旅行成果報告会」開催のご案内

本校は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の取組の一環として、「演奏研修旅行成果報告会」を開催いたします。
日時:平成30年12月10日(月)
14:00~16:30 (受付開始:13:30)
場所:本校201ホール
詳しくはご案内を参照ください。

「演奏研修旅行成果報告会」開催のご案内

第12回 SGHグローバルキャリア講演会を実施しました。

10月25日(木曜日)に本校201ホールにおいてグローバルキャリア講演会を実施しました。
今回は、多美智子氏(元東京藝術大学教授・同音楽学部附属音楽高等学校長)と尾川佳子氏(元日本航空客室乗務員、桜美林大学専任講師)をお招きし、音楽家のグローバルな活動を支える「音楽家・社会人としてのマナー」について、円滑にコミュニケーションを図るための知識・技術としてのマナーの在り方や、マナーを身につける意義を学ぶ講座を開催しました。

マナーの背景にある文化を知る

マナーは「挨拶に始まり挨拶に終わる」とよく言われるほど、日本ではお辞儀、欧米圏では握手がマナーの基本です。いずれも、相手への信頼を示したもので、お辞儀は「急所を見せる」、握手は「武器の不携帯」を意味し、文化の違いが形に現れています。マナーの本質はコミュニケーションをとる相手の文化を理解し、それを相応しい所作で示すことにあります。

マナーに関わる所作のポイント

お辞儀は手の位置によく注意をしてください。女性の場合は右手が下になるよう重ねてへその下の位置に置き、男性の場合は自然に体の横につけ、中指が膝の外につく位置まで手を動かすようにします。立ち姿勢は、かかとを合わせてつま先をこぶし一つ広げると綺麗に見えます。
握手は右手ですることが鉄則です。順序なども大切で、レディ・ファーストの精神で男性から手を差し出すことを心がけ、パーティなどでは手の交錯を避けることを意識するようにします。特に、レディ・ファーストは日本ではまだまだ馴染みが薄く、日頃から意識する必要があります。尾川先生からは英国滞在時に電車で出会った小学生から「女性として」席を譲られた体験談をお話しいただき、場内がその文化の違いに大きくどよめいていました。

演奏家としてマナーのポイント

TPOを弁えた清潔感ある身だしなみを意識するようにしてください。コンクールや演奏会の服装は、予選・本選等の段階の別や、出演の時間帯を意識してドレスの種類を選ぶなど気配りが必要です。
また、ステージ上のマナーについては、舞台を降りるときには女性に先を譲ることや、ピアノ椅子は腰を落とさずに調節すること、ピアノに座るときに客席から遠い側のドレスの裾を上げることなどが挙げられていました。

憧れられ、注目される人物として活躍するために

これから(あるいは既に)演奏家として注目を集める人物であることを自覚し、謙虚でいてもらいたいです。日本人は誇りと自惚れを混同しがちですが、他者から注目されることに誇りを持ち、相応しい行動を心がけましょう。社会に出れば一人ひとりの培って来た人となりが周囲からの印象を決めます。どこの国の誰とでも付き合っていくため、マナーの力を利用しましょう。

 
 

平成30年度英国演奏研修旅行

1. 期間:平成30年9月24日(月)~10月1日(月) 6泊8日
2. 出張者:那須野先生、平川先生、瀧澤先生、菊池先生、平山
(9/25~9/28まで、澤先生が同行) 2年生 42名
3. 出張先:英国ロンドン市(Royal Academy of Music、Yehudi Menuhin School等)

4. 概要報告:
4.1 Yehudi Menuhin School (9月26日にマスタークラスと合同演奏会)
Kate Clanchy校長先生、小野明子先生、音楽科DirectorのOscar Colomina先生を中心に、歓迎され、しっかりとした準備がなされていた。
・午前中に、楽器別に分かれてマスタークラスの他、スコーン作り、焼き物、手話など各種の講座に参加。ラスト1時間で、本校生徒と、メニューインの代表生徒による合同演奏会を実施。メニューインの先生方、生徒たちにも絶賛していただいた。
・昼の食事の時間などで、メニューインの生徒(約80名)と交流。語学力の面で不安があったが、すぐに打ち解け、両校生徒が仲良くしている姿が見られた。
・澤先生からも、藝高・藝大の演奏レベルの高さをアピールすることができ、藝大で学習する選択肢を英国で示すことができたのではないか、とのお言葉をいただいた。

4.2 Royal Academy of Music(9/27 マスタークラス。9/28 演奏会)
・副学長Executive AssistantのGemma Waringさんを中心に、しっかりとした準備がなされていた。
・マスタークラスでは、日英通訳は用意されていたが、あまりべったりと逐語訳しない方針の下、生徒たちは何とかついていけるよう、よく頑張っていた。
・9/28は、RAM デュークスホール(座席は、かなり埋まっていた)での演奏会本番での来場者の反応もとても良かった。RAMのMark Racz副学長兼学部長も「本当に素晴らしかった。200%ぐらいの力を出し切れましたね」とのコメント。日本大使館の岡田公使や商工会議所の方から「演奏もすばらしく、また生徒たちの英語でのスピーチも発音が大変上手でした。」とコメントがあった。

4.3 その他:生活面では忘れ物が目立ったが、健康問題は少なく、観光を含めて楽しく活動できた。卒業生の原田真帆さんに、現地手配やことばの支援含め、助けていただいた。

5.良かった点、反省点、等
・緊張感あふれる大きな舞台(RAMのDukes Hall等)に向けて準備を進め、素晴らしい演奏ができたことは、生徒たちの大きな自信となった。また、英語の面でも、演奏会でのスピーチ、相手校との交流(学校配布の会話集で学習)などで、とても良い活動ができていた。
・健康面での問題が少なかった点もとても良かった。
・準備に当たっては、担任の先生の負担が大きすぎ、直前の準備がかなり大変であったろうと感じた。次年度に向け、分担方法を検討していきたい。
・英語では、「さらに話せたらもっと楽しいのに」と感じた生徒も多いと思う。その気持ちを活かして、今後の「話す場作り(Skypeなど)」につなげていきたい。

 

日中青少年交流演奏会を開催しました

この報告は、東京藝術大学Webサイト内「GEIDAI×GLOBAL」にも掲載されています。

今回、日中平和友好条約40周年を記念して、上海音楽学院附属中等音楽専科学校の教員、生徒11名が来日し、10月5日に本校にて交流を行いました。本校にとっては、2010年に中国で実施した「日中青少年交流演奏会」の答礼の意味もあり、入念に準備を進めてきました。学校見学、藝大音楽学部長への表敬訪問の後、昼食時には、いくつかのグループに分かれて、生徒同士の交流を深めました。オーケストラの授業では、本校と上海の生徒たちが一緒に、迫先生のご指導を受けました。そして、16:30より、藝大第6ホールでの交流演奏会で、両校の生徒が協力しあって、素晴らしい演奏を披露しました。最後の「茉莉花と桜の宴」では、高橋裕先生の指揮の下、西洋のオーケストラの楽器、中国の民族楽器、日本の邦楽器、声楽がひとつとなり、クライマックスを迎えました。交流の最後には、両校教員と生徒が参加して、懇親会を行いましたが、本校と上海の生徒が肩を組んで仲良くする姿も見られました。生徒たちは、近いうちに、世界のどこかの演奏会やコンクールで再会することもあることでしょう。両校で、今後とも交流を継続し、深めていくことを話し合っています。